シンドイが確実にスキルアップに繋がる
精神的に追い込まれるほど激務だったが、この現場での経験が私のスキルアップに繋がったことは間違いない。道路や付随する構造物、圃場、用排水路、農業集落排水といった災害査定業務に関わる中で、幅広くいろいろなことを学べたからだ。
実際に現地に行って被災状況を調査し、どのような形が正常なのか、どんな構造となっていて、どのように造られたのかを一気に知ることができた。
常に高い基準の要求をされ、当時の自分のスキルではやれる量ではなかったし、やり切るだけのレベルではなかったが、上司や先輩方に恵まれ、「靴の大きさに足を合わせる」ごとくの経験をさせてもらえたことは、非常に貴重だったと感じている。
といっても、そのように感じられるようになったのはあとになってからで、当時はそんなことを思う余裕は一切なかった。
ある程度の犠牲が必要なため、「絶対経験したほうがいいよ!」とまでは言えないが、もし機会があるのなら一度だけでもいいので、災害査定業務を経験するのも悪くはない。
とてもとてもシンドイが、短期間で一気に成長できる良い機会だからだ。
キャパに余裕のある人向けの記事。
といっても、それで心身を故障することのリスクが高いことを考えると、インセンティブは高くないだろう。
それよりも、17年前であっても発注者たる役人の横暴が問題だ。
今でも、能力のない専門知識の古い小役人が受注者に無理を強いている。
受発注者対等の原則が建前でしか機能していない。
しかし、発注者たる役人は本当に無謬なのか?大変、疑問である。
別業界ですが、役所からの仕事は請け負わないと言う業者さんも多いですね。
昔と違ってうまみないですからね。
技術者不足もありますし。