積算という仕事の在り方について
積算という仕事は、計画、設計をしたコンサルタントの全体の成果を基に、どの区間で工事を発注したかを発注者と打ち合わせした後、そこの部分の成果を切り抜き、計算書、図面を作成していく仕事だと私は思っていました。
しかし、実際は、発注者と打ち合わせをした後に、設計コンサルタントの設計成果のチェックや図面のチェックを行い、計算間違いや考え方がおかしい箇所を発注者に確認をしながら設計成果の切抜きをし、積算成果として提出するやり方が当たり前となっています。
私個人の意見とすれば、このやり方では、いくら業務改善と言っても個々ではどうにもなりません。現状を変えたい私は、事業主(発注者のOBが幹部のため)に、「こういったことを変えないと残業が減らない」と再三言ってきましたが、「請負だから」と一蹴りされ、何も改善がない状態です。
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何より、施工者が一番大変
少しだけ私も施工者の経験があるため、積算を行うときはどうしても施工者の立場で考えてしまいます。そのため、上司から「マニュアルをどうして順守しないのか」と注意をされることがよくあります。
例えば、コンクリートの打設があるとします。数量が少量で打設範囲が一定の基準を満たない場合は、人力打設となりますが、現地を見て人力が難しいと場合は、資料に理由を書いてバックホウ打設やクレーン打設とするのです。
ですが、マニュアルに沿っていなければ、いくら説明しても「人力にしろ」と言われてしまい、最終的に修正を強いられます。まったく腑に落ちず、ずっと自分の中でもモヤモヤしています。
――ここに書いた内容は、積算を担当している人や施工者の方ならば、分かってもらえる内容ではないでしょうか。施工者の方、積算をしている方の中で疑問に思っていることがあれば、ぜひコメント欄で教えてください。
私は建築の施工管理ですが、こと少量数量は面積や重量単価なので合わない。
掘削も垂直掘りじゃないかと思われます。
役所、設計に話しても箸にも棒にも掛らないので予算書に出来るだけ計上しています。
>掘削も垂直掘りじゃないかと思われます。
ちゃんと公的な積算基準って知ってますか?
そりゃあ2mの掘削深さある場所でそれならおかしいですが、1mの掘削で垂直にしていないなら逆に設計がおかしいですよ。
現場でそうするか、という観点ではなく、公共工事の設計数量の拾いとして、ですよ。
こと建築工事では設計がおかしいことが多々あるのは事実だが、施工者側で本物の設計数量の求め方分かっている人が少ないのも事実でしょう。
分かっている人ならきちんと掘削深さがいくつ以上なのに垂直堀の数量だ!とか言うはずでしょ?