帰宅したら、午前4時だった

橋梁を点検する片岡さん(福岡市道路下水道局)
――片岡さん、これまでのお仕事についてお願いします。
片岡さん 私は、道路下水道局の西部道路課に配属されました。最初の1年間は西区を担当しました。西区では、周船寺駅の駅前広場整備の設計監督担当として、舗装や照明灯の工事などをやっていました。
――いきなり現場の設計監督を担当させるというのは、無茶振りではないですか?
片岡さん まあ、無茶振りでしたね(笑)。ただ、設計監督と言っても、まずはコンサルさんから上がってきた書類をチェックするという仕事なので、なんとかなりました。もちろん、積算システムなどの使い方を覚える必要はありましたけど。
――現場は楽しかったですか?
片岡さん そうですね。ミスも出て大変でしたけど、自分がやったことがそのまま反映されるのは、楽しかったですね。
――今はどんな仕事をしているのですか?
片岡さん 市内全域の橋梁アセットマネジメントの設計と工事を担当しています。課の中で担当は何人かいるのですが、私がとりまとめをやっています。
――大変そうですが、楽しそうでもありますね。
片岡さん 去年とまったく違う仕事をしているので、非常に新鮮です。そういう意味では楽しいです。
――忙しいですか?
片岡さん 忙しいは忙しいです。今の仕事は、ずっと忙しいと言うより、年度末年度始めが忙しいです。忙しさに波がある感じです。
――現場を担当しているということは、夜中に突然連絡が入るといったこともあったのではないですか?
片岡さん それはありました(笑)。その日は、午後8時ぐらいまで残業して、家に帰って、ゴハンを食べていたときに、業者さんから連絡が入りました。午後10時ぐらいに職場に戻って、そこから現場まで向かいました。現場での対応を見届けたときは、翌日の午前3時になっていました。
それから事務所に戻って報告書をまとめて、午前4時に帰宅しました。翌日がたまたま土曜日だったので、助かりました。大変でしたが、自分の仕事が市民の安全安心の確保につながっているんだと実感できました。
やっぱり「憧れ」は住宅都市局勤務
――これからやりたい仕事などはありますか?
吉柳さん ずっと下水道をやっているので、全然違う仕事を勉強したいと思っています。とりあえず10年間は勉強期間だと考えているところです。ガッツリ工事の現場監督も経験したいですね。いずれ、まちづくりとか計画系の仕事に携われたら良いなと思っています。やっぱり、憧れは住宅都市局ですね。
井手さん この仕事をやりたいというのはとくにありませんが、一つの仕事に集中するのではなく、広くいろいろな仕事に関わっていければとは思っています。
片岡さん 建設部隊として現場に出ているので、次はまったく違う仕事に携わりたいです。そう考えると、やはり計画系なのかなと思っています。
ワークライフバランスを考えるなら、福岡市役所
――福岡市役所の魅力はなんですか?
吉柳さん やはり、活気あるまちの一員として働けることです。
井手さん 市民と近い基礎自治体でありながら、規模の大きな仕事もできるところです。
片岡さん 私は、働くために生活するのではなく、生活するために働くものだと考えています。福岡市役所は、ワークライフバランス的にちょうど良いのが魅力だと思っています。福岡市内には、天神や博多のようなオフィスやショッピング街もあれば、早良区のように自然豊かな地域もあったりして、同じ市の中で仕事もできるし、息抜きもできるという意味で、バランスがとれていると感じています。
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ダムカレーの記事、消されました?
ここに紹介された方々は凄く意識が高く将来が楽しみですね。しかし、私が以前、南区の水路で見つけた在来種のミナミメダカ(福岡県のレッドデータブックに掲載)の保護について電話した際の若手の南区地域整備課の職員はあまりにも公僕としての意識に欠けていました。私がミナミメダカの生息を確認していた水路で区役所が高圧洗浄機による洗浄をやっていたので、その場から担当者になるべく配慮してほしいとお願いしたところ、彼は「うちはメダカの事なんか知ったことじゃない。こちらは地元からの苦情があったからやってるだけだ。」と語気も強くいわれましたよ。今日の社会的な課題である持続可能な社会など全く気にもしてないような捨て台詞でした。