ベテラン職員さんとお話しするのが楽しい
――白石さん、これまでのお仕事について教えてください。
白石さん 最初の配属先は小倉南区のまちづくり整備課というところで、舗装工事など道路の維持管理などの積算、工事監督を担当しました。
――仕事はもちろん、土地に慣れるのも大変だったのではないですか?
白石さん 最初のころは、地名も読めないことも多くて、大変でした。仕事に慣れると言うより、社会に慣れるのに精一杯でした。
今は、「ブラザーシスター制度」といって、新人ごとに決まった先輩がついて指導するようになっているのですが、私が新人のときはその制度はまだありませんでした。もちろん、職場の先輩に聞けば教えてくれるのですが、決まった人ではありませんでした。なので、聞きづらいんです。聞きたいのに聞けないので、モジモジしていました(笑)。
その次に、建設局の東部整備事務所の公園河川係というところに異動しました。整備事務所は、本庁と区役所の中間のような出先事務所で、東部は門司区、小倉北区、小倉南区を管轄しています。私は、河川工事の設計、監督などを担当していました。
今は、建設局の河川整備課で、一級河川、二級河川の工事の設計、発注などを担当しています。前の職場と同じ河川の仕事ですが、工事の規模などが大きくなりました。予算のことも考えないといけないのも、違いでした。国や県のお金も入ってくるので、学ぶところが多かったです。
――仕事は楽しいですか?
白石さん 基本的には楽しいです。ただ、今の職場はけっこう忙しいので、ちょっと楽しさが薄れている気がしています(笑)。
――楽しかったときはどんなときですか?
白石さん ベテランの職員さんが揃っている職場にいたときです。お話をするのも楽しかったですし、どう対応するかを一緒に考えてくれるのも楽しかったです。なんかクリエイティブなことをしているという感じがして、そういう時間が楽しかったです。ベテランさんに触発されて、自分のアイデアを出したりすると、「私ちょっと成長したかも」と思いました(笑)。
小林さん それ、スゴくわかります(笑)。最初は言われるがままにやっていたのが、自分で気づいて、意見を出せるようになったときは、ちゃんと会話できて楽しかったです。
悔しくて、飲み会の席で泣いた
――泣いたことはありますか?
角田さん 泣いたことはないです。
小林さん あります。でも、なんで泣いたか覚えていません(笑)。市民の方とお電話でやりとりしていたのですが、行き違いがあって怒鳴られ、それで泣いてしまいました。
白石さん 私は3回あります(笑)。区役所で2回、今の職場で1回です。区役所のときは、「なんでこんなこともできないんだ」という悔し泣きでした。2回目は、日ごろのプチストレスで泣きました。3回目は、今の仕事が忙し過ぎて泣きました。みんな小さなお子さんが居たりで家庭も忙しいのに、自分がチカラになれていないのが申しわけなくて。飲み会の席で泣きました(笑)。
市民から直接感謝されるのが、公務員の魅力
――北九州市役所の仕事の魅力はなんですか?
角田さん 市民の暮らしを支えていることを実感したとき、スゴくやりがいを感じます。公園の仕事をしていたとき、遊具を設置したのですが、子どもたちが遊んでいるのを見て、自分の仕事が役立って良かったと思いました。直接、感謝やお叱りの言葉を聞くことも多いですね。そういう経験ができるのが、魅力だと思います。
小林さん 市役所に入って思ったのは、「意外と土木の女性が多い職場だな」ということでした。もちろん事務職に比べたら少ないのですが、今の職場にも同じ係に3人います。たんに、私の中で女性が少ないイメージが強すぎただけかもしれませんけど(笑)。管理職の女性もいらっしゃいますし、長く働き続けるなら、やっぱり公務員は魅力的だなと思っています。
白石さん 北九州市は政令指定都市ということで、市役所だけど、県庁と同程度の仕事ができるのが、魅力だと思っています。
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