大騒音でレイトショーが上映中止に・・・
まだ解除の連絡がないのに、C社の作業者が勝手に排煙口を開けてしまったのです。さっき注意したばっかりなのに・・・!
B社が1週間前に起こしていたトラブルを、今度はC社が起こしてしまいました。当然、責任はその場にいた私と私の会社Aにも降りかかってきます。
運が悪いことに、大型ショッピングモール内にある映画館はレイトショーで上映中だったのですが、いっせいにファンが回り始めたため、大騒音で上映中止になってしまいました。
そして、チケットの賠償金は、私の会社Aが支払うハメに・・・。私は専務と社長から直々に大目玉をくらいました。
無断で排煙口を開けた作業者に「なぜ開けたのか?」と聞くと、「つい開けてしまった」と言うばかり。解除作業をせずに排煙口を開けると、どんな事態になるのか分からなかったそうです。
かくいう私も、ここまで大事になるとは想像もしていなかったわけですが、すでにB社が起こしていたトラブルについて、事前の打ち合わせが甘かったと深く反省しました。
いつものことで、つい気を緩めがちになってしまいますが、事前の打ち合わせやKYミーティングの大切さを身に染みて理解した現場でした。
ちなみに、私はその後、同じ県内にある大型ショッピングモールでも排煙口の地震対策工事を任されましたが、そちらは何のトラブルもなく、工事は無事完了しました。
KYミーティングを軽視すると、こんな痛い目にあいます。皆さんもご注意を。
>「つい開けてしまった」と言うばかり。
いや、そこを深掘りしないから、ミスが無くならないのでは。
失敗を生かす記事が、失敗を生かしてない。
また同じことを繰り返すよ。この現場代理人は。
KYミーティングのみで済ますのではなく、現地KYを行いここのボタンは指示があるまで触るな等の具体的な指示を出す必要があると考えます。作業員の中には朝礼やKYの話を聞き逃している方も一定数います。
>煙がないのに排煙口を開けてしまうと、ダクト内が真空になり、ダクトがペットボトルを潰したように凹んでしまいます。
煙じゃなくても、吸える空気がある限り真空にはなりません。
間違えて排煙口を開けて、排煙機が起動した状態で急いで排煙口を閉じたりするとダクト内が真空状態となります。