東日本大震災の堤防復旧にも参加

徳久さん
――須工ときわとして、高知港湾以外でも仕事をすることはあるのですか?
徳久さん ありますね。須工ときわは、特殊なコンクリートミキサー船を2隻持っているので、沖縄や北海道に船を持って行って、港湾関係の仕事をしています。東日本大震災のときは、堤防の復旧作業のため、船プラス作業員も現地に行きました。
――徳久さんご自身は、須工ときわは長いのですか?
徳久さん 長いですね、37年ぐらいになりますね。専門学校を出て、2年ほど測量コンサルで働いた後、当時のときわ建設に入りました。会社合併して須工ときわになりました。入社以来、高知港湾の現場、海の現場を長らくやってきましたが、ここ数年は、会社の全体的な仕事をしていました。現場代理人に出るのは3、4年ぶりです。
――なぜ、ふたたび現場に出たのですか?
徳久さん 技術者が足りないもありますが(笑)。今回、通常のケーソンではなく、特殊なケーソンなので。経験豊富な技術員が必要であり、熟練な技術者も少なく、この現場は自分がきました。
――会社として、人が足りていない感じですか?
徳久さん 足りてないですね。とくに30才代がいません。
――20才代の若手はいるのですか?
徳久さん 5人います。この現場にも中山という若手がいますよ。
県民の命を守る仕事に携われることにやりがい
――この現場について、どう感じていますか?
徳久さん 三重防護事業という、県民の命を守る仕事に携われることにやりがいを感じています。1月に能登半島地震が発生しましたが、人ごとではありません。モノ自体がわりと大きいので、防波堤が完成したときは達成感も感じられるだろうと思っています。
――須工ときわという会社の魅力はなんですか?
徳久さん 港湾のほかにも、陸の仕事もやっているところです。海と陸両方の仕事ができるのが、魅力だと思っています。
すべてイチから教えてもらえるので、未経験でもイケる

中山 永遠さん 須工ときわ株式会社 工事部 技術員
――中山さんにもお話を伺います。入社何年目ですか?
中山さん 4年目です。
――学校では土木の勉強をしたのですか?
中山さん いえ、普通高校のスポーツ科でした。サッカーをやっていました。
――須工ときわに入社した理由はなんだったのですか?
中山さん とりあえず、カラダを動かしたいということで、入社しました。あと、親父が建設関係で働いているので、興味があったというのもありました。
――入社してからどのようなお仕事をしてきましたか?
中山さん 現場の施工管理です。最初の現場は堤防工事の現場でした。
――最初は知らないことばかりだったと思いますが、大丈夫でしたか?
中山さん わりと大丈夫でした。先輩などに優しく教えてもらったので。
――こちらの現場ではなにをしてきましたか?
中山さん 主に写真を撮っています。あとは、出来形管理です。仕事にはだいぶ慣れてきました。
――こういうスキルを身につけたいとか、この資格を取りたいというのはありますか?
中山さん まずは2級土木施工管理技士を取りたいです。2024年から取れるようになったので、早く取りたいです。2級を取ったら、1級を取りたいです。
現場を回したい、現場所長になりたいという思いが強いです。現場代理人は1回経験させてもらいましたけど、ちょっとモノ足りなかったので。やっぱり、所長として、現場を回して、工程を組んで、お金も管理できるようになる、というのが目標です。
――こういう現場をやりたいというのはありますか?
中山さん とくにはないですけど、港湾の現場ばかりでやってきたので、道路やトンネルの現場も経験してみたいというのはあります。

ケーソンをチェックする徳久さんと中山さん
――須工ときわに入社してどうですか?
中山さん 先輩がスゴく優しくしてくれると言うか、見捨てないでくれるのが、ありがたいですね。イラつくこともあると思うんですけど、それでも見捨てずに、一人前に育てるために、しっかり面倒を見てくれるのが、良いところだと思っています。
――ゼロベースでもなんとかなるということですか?
中山さん そうですね。すべてイチから教えてもらえるので、未経験でもイケると思います。
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