飲食の提供はいくらまでなら大丈夫?
前掲した1から6の事例はすべてセーフです。6の飲食物の提供については、倫理規程第3条第2項第7号にて『職務として出席した会議において、利害関係者から簡素な飲食物の提供を受けること』ができると定められています。同規程における「簡素な飲食物」とは「食事1回あたり3,000円程度までの箱弁を想定」とされており、3,000円程度であれば「常識的な範囲内」として飲食を提供することは差し支えないようです。
ところで皆さま、すみません。「焼き鳥は何本までならいいのだろう?」と疑問に思って書き始めた原稿だったんですが、調べてみますと、どうも焼き鳥屋さんではなく、「箱弁」が想定されているようです。焼き鳥弁当で3,000円なら、かなりの本数が入っていそうな気もします。というわけで、「公務員との食事、焼き鳥は何本までならセーフ?」の答えは「3,000円程度の焼き鳥弁当」とさせてください(汗)。
1~6の事例に関する見解や解説、その他の事例については、下記のサイトをご参照ください。
参考:人事院ホームぺージ「国家公務員倫理規程 論点整理・事例集」
「接待」は悪いことではありません。接待はコミュニケーションの場をつくり、もてなす相手と良好な関係を築くことが目的です。ひと昔前までは、接待による仕事の獲得が当たり前のように行われていました。しかし相手が公務員の場合は気づかいが必要です。
コロナ禍の影響で飲食を共に楽しむ文化は一時的に下火になったような気はします。しかし、なんだかんだといっても建設業界の勇者は夜のお店に行くことが多いようです。
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