必死に引き留める会社とAさんとの溝
必死に引き留める策を検討した末に、支店の役職ポストの提案を行いました。給与の増額や福利厚生面の待遇改善などを含め、会社としては最大限の提示を行いました。
しかし、Aさんの希望は賃金や福利厚生の待遇改善ではなく、自分の技術を最大限に発揮することでした。設計したコンサルタントから図面のチェックをしたり、図面修正をしたり、お金を弾いたりをしたいと申し出たそうです。
その後、Aさんは積算部署へ異動することになりました。
異動してからも不満が爆発
念願の積算部署へ異動したAさんは、要望通りの業務をやっていました。しかし、それも数か月すると「設計コンサルのミスが多すぎる」と管理技術者に報告したそうです。
設計コンサルのミスは、積算業務が尻拭いをしており、管理技術者がそのことを伝えると、Aさんは激怒したのち支店長に直談判したそうです。
支店長もそのことは知っており、黙認状態でした。
そういったことが積み重なり、会社の上層部はこれ以上Aさんが会社の不利益になってはいけないと考え、Aさんを退職させる案を考えました。
会社の不利益になると判断
その後、会社の就業規則が大きく変更され、会社の不利益になると判断された社員については取締役会の決議により退職させることができると改定されたため、改定後すぐにAさんは取締役会にかけられ、やむなく退職となりました。
Aさんは退職後、他の会社で経験を積み、自分で会社を立ち上げ、今では会社への技術指導や資格取得の指導などを行っているそうです。
――私の会社は発注者OBが大半を占めているため、新しいことに挑戦しない人ばかりです。国はICTなどの推進を進めていますが、いまだに紙媒体でのやり取りが多い、ザ・役所です。もちろん、発注者支援業務でもOBがいない会社もありますし、最先端をいっている会社もあります。
Aさんが退職した後、会社の就業規則はもとに戻り、Aさんがやってきたことはなかったことに、いや、いなかったことのようになっています。今後はこういったことがないようにしてほしいと切に願います。
Aさんかわいそうに、会社ガチャ大はずれだ
能力ある人は我が道を行けば成功するんですね!
Aさんのために規則変更して退職に追い込んだら元に戻すとか、なにか法に触れそうですね
そうじゃなくてもこんな会社にはいないほうが良かったのかも
技術士の資格ってやっぱ重要なんだなと思わせる良記事。挑戦してみようかな
全くその通り。駄目な経営者の会社ほど、無能力者の仲良しクラブを作り権力を持つ。
じつは、私も当然解雇をされたのです。
理由は社長さん、飲んだ時に話したそうです。
アイツはオレより頭が良すぎる。
四国成り上がり系列はこんなもんですね。
私も一級建築、管工事、土木の資格を活かしてまだ、現場長をやり若者と楽しく仕事しています。
この会社は親会社のOBの天下りの為に存在するダミーのような組織でしょう、
そういう組織はやがて存在価値を失うは必定。
100%子会社であっても自立する意識を持たないと社員も仕事への意欲を失ってしまいます、
失われた30年の原因はここにあるのでしょう。