とび職は地上でも上から目線?
とび職が上から目線なのはヤンキーだからです、と言うと多くの方がうなずくと思います(いま、うなずきましたよね?)。しかし、そうではありません。
とび職人に求められる高所での作業は、一瞬の油断も許されず、かといって慎重過ぎるとはかどらないので、高い集中力と判断力が求められます。肉体的にも精神的にも厳しい仕事だけに、人並み以上の体力と気力がある、タフな感じの方が多いようです。
また、とび職の職長となると業務上、厳しい態度をとることはあります。そこにあるのは、安全に対する責任感です。まずはとび職の歴史で、その心意気を見てみましょう。
「ジャンとくれば火の中、水の中」
とび職の元祖は分かっていませんが、飛鳥・白鳳・天平時代の神社仏閣の建設に際して、忍者かスパイダーマンのようなとび職人は存在していたはずです。しかし、記録は残っていません。
享保年間に江戸南町奉行の大岡越前守が町火消制度を創設しました。「め組の辰五郎」などが有名な「いろは四十八組」です。延焼防止のために、まだ火が燃え移っていない隣の家を破壊することを破壊消防と言い、これに鳶口を使用しました。この鳶口を用いる消火活動のプロフェッショナルを、いつしかとび職と呼ぶようになりました。
江戸のとび職は、命がけで火災から人命を守る職人として、非常に人気のある職業だったようです。火事が発生して半鐘がジャンと鳴ると出動します。「ジャンとくれば火の中、水の中にも飛び込む」という心意気は、危険を背負いながら他の全職人の安全のために力を尽くす21世紀のとび職にも受け継がれています。
江戸時代のとび職は「神」
足場の材料としては長杉丸太が太さ・重量・強度・硬さが手頃で、江戸時代から何世紀にも渡って使用されてきました。
足場は多くの職種の作業に対応する作業床でもあるため、形は現場ごとに千差万別です。パソコンがなかった江戸時代、手書きの図面や口頭で打合せをして、必要資材の寸法・数量から出来上がりの姿、そして解体までを頭の中で描くとび職の職長は「神」に見えたと伝えられています。
「神」を超えた(?)21世紀のとび職
江戸時代と比べて21世紀の建設は高層化・重量化しています。職種も増え、工法も道具も進化しています。とび職の職長は、それらすべてを把握していなければなりません。なぜなら、足場を作るときに職種、工法、道具、作業内容を把握して安全を確保できる足場を組み上げる責任があるからです。現場のすべての職人の命を預かっているといっても過言ではない重要な職務です。
そのため、とび職の職長は「職長・安全衛生責任者教育」という講習を受講することが義務づけられています。工事全体を円滑・安全に進めるリーダーとしての統率力と人格が求められています。安全確保のために、ときには厳しい口調になることもあるでしょう。これが、ときには上から目線と感じられる理由ではないでしょうか? 根底に、全職人の安全を願う気持ちがあるのでしょう。それは、江戸時代の「いろは四十八組」のとび職が命がけで人々の命を守った心意気に通じるものかもしれません。
マンション鉄パイプ落下事故で現場監督、下請社員ともに有罪に
2016年、東京都のマンション工事現場で、足場用の鉄パイプ1本が24メートルの高さから歩道に落下し、歩行中の男性が死亡するという事故が発生しました。マンションの3階付近には落下物を防ぐパネルが設置されていましたが、男性が倒れていた場所の上には幅数メートルの隙間があいており、所轄署は鉄パイプがこの隙間から落ちた可能性があるとみています。これを受けて、警視庁捜査一課は、工事を担当したリフォーム会社の現場監督と足場を組んだ下請け会社の作業責任者を書類送検しました。
業務上過失致死罪に問われた工事元請けのリフォーム会社社員(56歳・現場監督)について、裁判長は禁錮1年4月、執行猶予4年(求刑同1年6月)を言い渡しました。(令和2年3月3日 東京地裁)
弁護側は「事故は予見不可能だった」として無罪を主張しましたが、裁判長は「部材などが落下する可能性があることは予見出来た」と認定。「甚だしく危険な解体作業が行われている状況を放置した過失の程度は相当に大きい」としながらも、「非難の全てを被告に負わせるのは酷だ」として実刑は相当ではないと判断したようです。
下請け会社の現場責任者(32歳)も同罪に問われ、これに先立つ令和元年5月、禁錮1年6月、執行猶予4年の有罪判決を受け、確定しています。
とび職の勲章
無事に竣工すれば足場も、鉄骨も、重機も、とび職が手がけた仕事は何一つ、目に見える形では残りません。ですが、完成した建造物を見上げたとき、そこに何物にも代えがたい達成感を得るそうです。
どれほどハードな職場環境にあっても、現場の安全と工事の成功を支える使命。すべての職人が無事に、安全に工事が終わったこと、それがとび職の勲章なのだと思います。







いやぁ面白いですねw
とび職にいわゆる暴走族のヤンキーの方は多いと思います。
と言うか建設業でと言った方が良いでしょうw
先輩がそういう人で統率力で人を集めている事はあると思います
元ヤンキーでも今しっかり仕事をしていれば問題は全く無いはずです
ただヤンキー時代に迷惑をかけた人は許してくれませんw
謝ったりして関係を回復しましょう!
時代的に昔のままのノリは良くありません。
今の時代良い意味での体育会系が起こしたとび職の会社が注目を集めています
昔のノリで旧車会と称した暴走族がいますが大丈夫ですか?
中には会社の管理職でもこういった人がいるようです
安く使えるから昔からの仲だからと言ってこう言う人間を雇用する事はリスクではないでしょうか?
ヤンキー上がりの経営者が無茶な仕事の仕方をYouTubeにアップロードしているのを見ました
転職者に圧力かけるような動画を投稿していました
報酬や自分の仕事の仕方で勝負しましょう!
やりがい搾取な業界ですが今後はルールを守る会社が勝ち組です
失敗したことは全力で謝りましょう
分かりやすく言うなら昔の悪さを書き消すぐらいの事をしましょう
私は安全書類を管理している立場です
資格証を確認している時に思います
アイパーの写真が今ではサラリーマンのような髪型に変わっています
家族を守るために頑張っているんだと思います
悪い先輩とは付き合うのはやめた方が良いが結論です
目を引かせようとしすぎて
題名、最初の書き出しが悪い。
それに
鳶の歴史に事件を肉付けして
体裁を整えました感。
文字数さえ書けばいくらか貰えるんですか。