広島県の土木施工管理技士の求人動向
広島県の施工管理技士の求人数は多いです。
広島県では昨年、大規模な土砂崩れが起こり、多くの災害復旧工事が行われました。同時に広島県内の施工管理技士の人員不足も浮き彫りになり、一部の現場では、県外から派遣された施工管理技士の有資格者が災害復旧に当たりました。
この点からしても、広島県における施工管理技士の求人数は十分にあることが分かります。実際、施工管理技士が転職する場合には、2級土木施工管理技士または2級建築施工管理技士の資格があれば、まず間違いなく施工管理職への転職で困ることはありません。
また、災害復旧後には建築だけでなく、土砂崩れ崩壊危険地域の見直しが行われ、特に土木分野での施工管理者の求人が増加しています。
広島県の施工管理求人で給与が高いのは?
広島県の施工管理技士が転職する際、やはり給料や福利厚生の充実が求人応募のポイントになると思います。広島県でも、積水ハウスなど大手建設業者の求人は、それなりに施工管理技士の給料は高く、福利厚生も充実しています。しかし初任給の平均相場は、施工管理技士の有資格者で21万~30万円といったところで、他県の求人と比べてもそこまで変わらない内容です。
広島県の特筆すべき施工管理技士の求人情報としては、地元の大手自動車会社マツダの各工場において、建築施工管理・保全といった求人がある点です。給与や福利厚生は他のマツダ社員と遜色なく、1級建築施工管理技士の有資格者は資格手当が付き、給与が割り増しされます。マツダは広島県内でも大手企業として人気が根強く、求人倍率の高い企業ですが、施工管理の転職という観点から見れば、求人は有資格者だけに限られるので、ぐっと採用される確率も高くなります。
一方、広島県の中小企業における施工管理技士の求人を見ると、土木・建築に限らず有資格者の求人は高水準の給料が多く、中小企業で働くことも視野に入れるべきです。私自身も中小企業に転職した施工管理技士の一人ですが、広島県の中小建設企業では、一人で幅広い施工管理業務を担当することになるので、次の転職に有利なスキルを身につけられます。広島県の中小建設企業に転職する施工管理技士は、自分のキャリア設計と求人内容を照らし合わせた上で転職するのがコツです。
それでもやはり手当や年間休日の多さ、有給休暇の取得しやすさなどから、大手企業の施工管理求人のほうが人気ですが、中小企業で施工管理技士としての実力を磨けば、大手企業に転職しやすいのも施工管理技士ならではの転職事情です。