コンパクトシティとは、都市政策(集約都市)の一つで、都市機能を集約することで効率的な生活圏の再構築を目指すものである。背景としては、人が都市の中心部から郊外へ出ていくことで、都市の空洞化/閉鎖空間(シャッター通りなど)の発生が懸念されていたが、コンパクトシティによって、生活に必要な機能(住宅/職場/店舗/病院など)を都市の中心部(コア)に集めることで、公共交通機関の利用/徒歩圏内による近距離で集客が見込める街を目指すものである。ちなみに、コンパクトシティの概念は1970年代にアメリカで唱えられ、その後欧州連合が推進したとされる。