テコレップ・システムとは、移動昇降足場による煙突(スタック)解体工法の1つ。原理的には、煙突周囲に移動昇降式の足場から、仮設桁/鋼製足場板を設置をして作業を行うもので、資機材の落下/足場の上下移動がなく作業員の安全性/工期短縮に向上するとされる。従来型では、(解体作業の)進捗に併せて上部から足場を順次解体するもので、多くの時間と手間を要するものとされていた。ちなみに、解体作業に伴う独自養生方法としては、可とう性を有するエフレックス管で煙突周辺を囲み、ラッシングベルトで固定した後にシートを覆って作業床の隙間をなくする原理で、特許申請中とされる。テコレップ・システムは大成建設によって開発された。