ルーバーサイレンサーとは、清水建設によって開発されたルーバーの風切音防止材のことで、原理的には、円弧形状(厚さ6~9mm)でフィンの片側端部を(接着剤塗布でカバーのように)覆うことで、角張った端部形状に吹き付ける風によって発生する渦の共鳴/風切音を抑制するものであり、集合住宅の手摺/オフィスビルの外装材として適用が増加している。尚、ルーバーサイレンサーによって従来型のネットによる消音に比べ、景観の他、省エネ効果にも寄与するものとされる。ちなみに、技研に寄せられる風切音の相談件数の増加に併せて、風洞実験による評価(風速/風向と風切音量の関係)/レポートもなされており、対策を施したルーバーは商品化され、新築物件にも適用が拡大しているとされる。