ロメンキャッチャーLYとは、ニチレキ㈱によって開発された路面性状自動測定装置のことで、一連のロメンキャッチャーシリーズによる舗装診断技術、測定車(ロメンキャッチャーLYJr.)や道路舗装の構造試験装置(ロメンキャッチャーFWD)と区別される。いずれも(一財)土木研究センターによる性能確認試験で認定される。原理的には、レーザ技術/非接触センサ技術/コンピュータ制御技術などによって構成/統合された道路管理に関するノウハウに基づき、道路現況画像の撮影/GPSデータの取得を通じ、路面性状のひび割れ/わだち掘れ/平坦性を高速(100km/h可)/高精度で自動測定するものである。尚、ロメンキャッチャーFWDは路面に衝撃荷重を(非破壊で)作用することでたわみ量を計測するもので、コンピュータ制御/記録を介して各種データを画面表示するものである。ちなみに、測定車(ロメンキャッチャーLYJr.)は上部カメラによって道路現況が撮影可能、搭載された自動調整機能によって路面中心の撮影方向やハンドル操作を連動可能にするとされる。