振動ばく露基準とは、チェンソーやチッピングハンマーなどといった振動工具を使用する際、手や腕に対する負担を軽減するために使用時間などに関して設けられた制限基準。国際標準化機構(ISO)などを踏まえた振動障害予防対策として用いる値。日振動ばく露限界値(5.0m/s2)や、日振動ばく露対策値(2.5m/s2)を超える場合、振動ばく露時間を抑え、低振動の工具を使用する必要がある。振動工具として例えば、さく岩機、リベッティングハンマー、コーキングハンマー、ハンドハンマー、ベビーハンマー、コンクリートブレーカー、スケーリングハンマー、サンドランマー、ピックハンマー、多針タガネ、オートケレン、電動ハンマー、エンジンカッター、ブッシュクリーナー、携帯用皮はぎ機、サンダー、バイブレーションドリル、携帯用タイタンパー、コンクリートバイブレーター、インパクトレンチ、バイブレーションシャー、ジグソーなどが挙げられる。