橋脚ダンパー工法とは、JFEシビル/早大によって共同開発されたRC橋梁向けの耐震補強工法のことで、原理的には、二重鋼管ダンパーを橋脚のフーチング~脚柱の間に(アンカーボルトで)固定設置することで、橋梁の耐荷重性能を上げ、地震時における水平方向の荷重吸収ならびに基礎への荷重抑制に寄与するものである。尚、橋脚ダンパー工法は従来型(鋼板巻き立て工法)に比べ、コスト削減/工期短縮が見込めるものである。ちなみに、二重鋼管ダンパーはこれまで建築向けに2000件もの導入実績があるとされるが、今後は土木分野(のRC造)への適用拡大を目指して橋脚ダンパー工法として開発された経緯がある。