永久型枠工法

永久型枠工法とは、漁港コンクリート構造物(岸壁/防潮堤)等の補修工法の1つで、原理的には、劣化部をコンクリートパネル(永久型枠)で覆い、モルタル製ボルト/ナット(ボルモ)で固定し、欠損部に中詰めコンクリートを充填して補修箇所の延命強化を図るものである。尚、形状自在褄枠(移動式水中作業足場付)を使用することで、永久型枠の支保と側面からのコンクリート漏洩を防止し、潜水作業の安全性と作業効率を向上するものとされる。従来型の腹付け工法に比べ拡幅幅が減少できるため(1.5m程度→0.3m)、狭隘な漁港でも漁業活動への影響が最小限となり、占用期間の短縮とコスト削減にも寄与できるとされる。永久型枠工法は㈱南組によって開発された。永久型枠工法はNETIS登録技術である。

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