表JVとは、2方式[甲型(共同施工方式)/乙型(分担施工方式)]によって適用される共同企業体のことで、表JV(記名施工方式)/裏JV(協力施工方式)の1つとされる。一般に甲型(共同施工方式)は出資比率に応じて利益は分配され、乙型(分担施工方式)の場合は担当工区ごとに利益を清算するものとされるが、表JV(記名施工方式)は発注者との関係で構成員を明示するものであり、明示しない裏JV(協力施工方式)とは区別される。尚、表JV(記名施工方式)/裏JV(協力施工方式)は、スポンサー企業の場合、利益は変わらないものの会計処理方法が異なるとされる。すなわち、表JV(記名施工方式)は工事収益/原価として計上されないとされ、重複計上される裏JV(協力施工方式)とは異なるものとされる。他方、サブ企業の場合は、会計処理方法に違いはないとされる。