重心とは、すべての物体は小さな部分の集まりと考えられます。地球上では、その各部分に重力(力)が作用していて、これらの重力の和を1点に働く1つの力として表すことができます。この点を、その物体の重心といい、この1つの力を物体の重量(重さ)といいます。物体をその重心の真上で持ち上げると、重心のまわりのモーメントがつり合っているので、物体は傾くことなく持ち上がります。中に流動(移動)するものが入っていない物体では、物体の置き方を変えてもその重心は変わりません。また、重心は物体の形状により物体の外側にあることもあります。