CFRPスラブ補強工法は、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を用いた、施工性に優れたスラブ補強工法のこと。CFRPスラブ補強工法は、軽量のCFRP板を補強の必要なコンクリートスラブの表面、または裏面に直接貼り付けることによって耐力の向上を実現するもの。従来の鉄板貼付け工法に比べて施工性が極めて容易であるため、工期を約3分の1に短縮、安全に施工することができる。そのため、施工は、営業中の施設に支障を及ぼすことが少なくてすむ。また、鉄板貼付工法の場合、取り付け時の制約から一般に厚めの鉄板を使用していたが、CFRPスラブ補強工法では薄板での施工ができる。厚さ0.6_のCFRP板で十分な補強効果が確認された。