アルジェリアの400キロメートルに及ぶ、日系企業として最大級の5400億円の契約額となる高速道路建設のJV(鹿島建設、大成建設、西松建設、安東ハザマ、伊藤忠商事)。モロッコからチュニジアにつながる1200キロメートルの高速道路の西3分の1を担うもの。
発注時の測量が雑であったこと、原材料調達に難儀したこと、安全性を無視して低コスト技術での施工を強要されたことなどから工事は難航を極め、人質テロで日本人40名が死亡する事件も勃発した。
アルジェリア側の支払い姿勢の問題もあってCOJAAL側は工事を中断し、発注者のアルジェリア公共事業省高速道路公団(ANA)を国際仲裁裁判所に提訴した。2016年7月に和解したが、その間、最大出資者の鹿島建設の収益を圧迫し、課題の残るプロジェクトとみなされている。
COJAAL
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