SMA(形状記憶合金)

SMA(形状記憶合金)とは、(Shape memory alloy)の略で、鉄筋に代わる引張部材として、世界で初めて、土木構造物(米国SR99)への適用を期待されるもの。2つの特性として、加熱すると元に戻り、加えた力を取り除くと元に戻るとされる。他方、鉄筋の場合は、弾性域を超えた後に除去しても、残留変形が残たまま元に戻らない。研究開発が進むSMAは、地震後すぐに供用できる性能を目指しているが、適用に関しては主筋の一部と置換するのみであり、従来の設計方法を大きく変えるものではなく、原理的にはビニロン繊維補強コンクリートと組み合わせて強度確保を見込むものである。SMA(形状記憶合金)は耐錆性、耐腐食性を持つ。

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