TRAMSBOARD(トラムスボード)とは、日立製作所/三井不動産によって共同開発された停電時におけるビル向け電力供給制御システムのことで、原理的には、非常用電力の監視制御装置/制御ユニットを分電盤に搭載することで、余剰電力(非常用発電機容量の50~60%)とされる、通常時には稼動していない防災用電力(スプリンクラー/消火ポンプ)を有効利用するものであり、停電の際には防災用電力を効率的に分配するものである。尚、TRAMSBOARD(トラムスボード)は専用の電力幹線が不要で、少数の管理者においても状況に応じた自動制御にて対応可能とされる。ちなみに、TRAMSBOARD(トラムスボード)は企業のBCP対策の強化に直結するものである。