UFC床版とは、(Ultra High Strength Fiber Reinforced Concrete)の略称で、高い疲労耐久性を保有する、特殊な高繊維補強コンクリートを用いた日本初の道路橋床版のこと。ワッフル型と平板型の2種類ある。都市部における高速道路橋の計画には、橋脚位置や規模、工期短縮などの制約上、限定的な鋼床版の構造改良に頼らざるを得なかったが、UFC(サクセム?)は、通常のコンクリートの約5倍の圧縮強度と、鋼繊維の引張強度が得られるため、鉄筋不在で極限まで部材を薄く軽量化することに成功、新しい試みとしては、鋼床版箱桁の縦リブに高強度PC鋼材によるプレテンション方式を導入することで、圧縮力を増強した。UFC床版は、阪神高速道路と鹿島によって共同開発された。