VH分離打設工法

VH分離打設工法とは、各階の躯体をV部(柱、壁などの鉛直部分)とH部(スラブ・梁などの水平部分)に分けてコンクリートを打設することをいう。コンクリート打設においては、骨材が分離しないような打設方法の採用が重要とされる。VH分離打設工法では、上部梁の鉄筋がまだない状態で打設できるため、トレミー管や圧送ホースを所定の位置に入れ、自由落下高さを制限することができる。しかし、一度打ちを行う場合で、柱高さが4mを越えるときには、先行して竪型シュートを配しておいて二度打ちしたり、せき板による打込み口を柱中断に設けて、外部にポケット状の溜まり場を作り、ゆっくりとコンクリートが落ちていくようにするとよいとされる。

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