職長の気持ちを汲んで自分の首を締めた失敗談
建築現場では、元請けが直接発注しない材料は、基本的には協力業者が発注します。そして、材料の搬入も業者負担で行うのが通例です。
ここで、みなさんが直接材料を発注をしたことがあれば当然分かると思いますが、遠くから材料を運ぶと「運搬費」が掛かります。そして運搬費は、トラックにパンパンに載せても、材料を1つだけポツンと載せていても「同じ料金」です。
だから、段取りの良い人になればなるほど「まとめて材料を動かす」ように心がけます。通常2回で済むところを1回の運搬で済ませば、数万円も違ってくるからです。
とはいえ、私はまとめて運搬して効率化するという考えに反対している訳ではありません。むしろ、それで協力業者さんにメリットがあれば賛成です。だから、協力業者さんから申し出があってタイミングが合えば、私はまとめて運搬することに協力してきました。
しかし、ある日のことです。建物内から材料を搬出する作業をしているときに、午後の中途半端な時間帯でトラックが一杯になってしまったのです。材料をおろしてピストンすれば、夕方の遅い時間になることが分かっていたので、協力業者の職長さんが「明日まとめて引き取りに来るから仮置きして良いか?」と聞いてきました。私は余り深く考えずに「明日引き取りに来るなら」とOKしてしまったのでした。
しかし、次の日の朝にトラブルが起きたのです。なんと、仮置きしていた材料が次の日の朝の搬入車両の進路を塞いでいたのです。しかも、該当の協力業者さんは、前日に積んだ荷物を朝からおろして現場に向かうため、誰も来ていません。
「誰か動かして!」という搬入業者さんの声を聞くと、もう現場監督の私が動かすしかありません。だって、「材料を仮置きしても良い」と言ったのは、他の誰でもない監督の私自身なのですからね。
結局、朝っぱらから、嫌な汗をかくハメになりましたよ。
なんか…幼稚だな
ストックヤードが無い現場の搬出搬入の管理要員は、1人直属の部下を置けば代理人も最前線での施工管理に集中できます。
しかしながら、それが出来るのも人材ありきなんですよね…。いまは1人1現場。下手すりゃ数件掛け持ちの現状orz。
協力会社さんに支払い上乗せしてでも
在庫管理をしていただけるのが理想ですね?なかなかそうは行かないでしょうけれど。
タイトルにある、職長のせい、
ってのはどの部分なんでしょうか?
単純に自分の責任ですね。
明日、搬入が有ろうが無かろうが車両通行経路は確保しておかないと
ダメじゃないの?場内で事故等がおこり緊急車両等がくる場面もある
と思います。
工程等が頭に入っていない以前の話だと思う。安全意識の欠如だと思う。