現場代理人に温泉に誘われた女子社員「それは問題ですね」
既婚者の男性現場代理人Eさんは40代の働き盛りで、とても気さくな性格です。彼は経理部の女子社員Sさんのことをとても気に入っていて、暇さえあればおしゃべりをするのが日課。女子社員のSさんは30代で経理部配属10年目。ふんわりとした雰囲気で優しい人気者です。
Eさんが担当した現場の利益が目標よりも上がった際、Sさんとの会話が聞こえてきました。
「Sさんさあ、この儲けでさ~、2人で温泉でも行こうよ~」
冗談でしょうけど、ギリギリセクハラの域ですね。Sさんがどう応えるか、周囲が固唾を呑んで聞き耳を立てておりました。
「それは問題ですね」
Sさんは愛想良く、きっぱり切り捨てました。
「はっはっは!!確かに大問題だわ!」
フられた現場代理人Eさんは大笑い。相手の気分を害さずに、可愛らしくセクハラをかわしたSさんに、私は心の中で拍手を送りました。
最善のセクハラ対処方法は「自分で考えさせること」
これはあくまで私の主観ですが、建設業界に横行するセクハラは決してねちっこいものでは無く、おじさんたちの「コミュニケーションツール」として使われていることが多いように思います。女性に対するセクハラに限らず、建設業界には男性から男性に対してや、女性から男性に対して、若しくは女性から女性へのセクハラも多いように思えます。それだけみんな、仲間内に思ったことが言いやすい環境なのかもしれません。
挨拶のようにセクハラしてくる人もいますし、咎めていたらきりがありませんし、仕事にもなりません。この世界からセクハラが無くなることがもちろん一番良いのですが、そんな日が来るのはずいぶん遠いように思えます。反応を面白がってセクハラを乱用する輩もいますので、横行するセクハラには傷つかず、過敏に反応せず、無駄に絡まないことが大切です。
その上で、もしも余裕があれば、「あなたは今とても迷惑なことをしたのですよ」ということがわかるような返しができるといいですね。それによって、セクハラの加害者が「セクハラをしてしまった自分」を見つめ、反省し、二度とセクハラ行為をしなくなることに繋がると思うのです。いや、そうなってくれることを私は願って止みません。
こんな記事がある時点で女性を受け入れる体制どころか建設小町とは、、となります。
セクハラは当たり前それを流す術を身につけるべき!そんなの建設業界しか通じませんよ。
衰退するのは納得。