現場管理者に必要な図面の描き方
図面と言っても、ピンからキリまである。どんな図面を目指すべきか、私の考えを述べたいと思う。
本来なら設計事務所の人間に向けて書きたいところだが、ここでは現場を管理する施工者側の必要な図面について書こうと思う。つまり、モノを造るための図面のことだ。
一番大切なのは、なんと言っても「見やすい事」これに尽きる。具体的に言うと、字はなるべく大きく、線の太さは最低限3種類の太さを使い分け、それも極力太く書くこと。
現場で図面を広げて、職人と打ち合わせする姿を想像して欲しい。事務所のきれいな机の上じゃなく、土の上に図面を広げることもある。
A1の大きさで描き、それをA3の大きさで印刷することもあるが、どっちのスケールでも十分読める図面を心がけて欲しい。最悪な図面は、線と字が重なっていたり、線と線が重なっていたり、見にくい図面だ。
いい加減な気持ちで描いた図面はすぐ分かる。それは職人のやる気にも関わって来る。
意図を伝えるために、既存の概念に縛られない事。職人の一番知りたい事は何かを常に考える事。そこをごまかした図面、描いた人間には進歩はない!
本当のプロフェショナルになりたければ、逃げずに挑戦し続ける事だと思う。
権力を振りかざす世間知らずの勘違い野郎どもは本当に消えていただきたいです。