道路舗装の出来栄えは、施工業者の技術力次第
私は施工管理の仕事ならではの職業病を持っています。自動車で国道を走っていると、雑に施工された道路舗装を見かけて、気になってしまうのです。
舗装の表層部が明らかに既存の道路舗装よりも高いかと思えば、低いところもある。自動車がその段差で跳ねてしまうこともあります。
道路舗装の出来栄えは、道路舗装を行う業者によって、一目瞭然で違います。私の知っている道路舗装の施工業者さんに、本当に丁寧な仕事で道路舗装を綺麗に仕上げてくれる会社があります。
道路舗装の施工を行う際の留意点について、この優良な施工業者さんに聞いた事を交えながら説明したいと思います。
アスファルト道路舗装の「構造」
基本的に、日本の道路はアスファルトの構造になっています。道路舗装の考え方として、主に5つの層から成り立っていると考えて下さい。
下層部から順番に、路体、路床、路盤、基層、表層の5つの作りから構成されています。
道路を舗装する際は、この5つの構造箇所のどこか1つでも異常があれば、それを改善する必要があります。しかし、その構造部位がどんな働きをしているのかを理解していなければ施工のしようがありません。
そこでまずは、各層の働きについて説明していきましょう。