施工管理の職種に転職するなら超簡単
大手ゼネコンで全国転勤があれば、嫌なヤツと仕事しても2〜3年で合わなくなるから我慢できるかもしれない。しかし、小さなゼネコンでは、1人でも合わない人物が現れると、それが何十年と続くことになる。
施工管理という労働時間が長い職業柄、その精神的な負担はかなり重い。そして、仕事でわからないことがあっても、「人に聞きたくない→わからないままにしておくしかない」という負のスパイラルに陥っていくので、技術者のキャリア的にも危険な道に進むことになる。
私は結局、このゼネコンに就職して4年目で辞めることにしたのだが、「石の上にも3年」と言われ、実際、そうなってしまった。体育会系の根性がそうさせた部分も否定できない。それに、自分は「この会社を辞めたいのか?」それとも「施工管理という仕事を辞めたいのか?」と迷っていた部分もある。そして、イライラに任せて退職するのだけは避けたかったし、次の就職で失敗しないように沢山の時間を使った。
今の私が、もし後輩たちにアドバイスするとすれば、「間違った体育会根性で、3年も続けるな!続けるなら、資格を取るなどの何か目的を持て!」と言いたい。
たしかに入社後すぐに退職すると、転職時の印象は悪くなるかもしれないが、同じ施工管理の職種に転職するのであれば、1年も勤めれば充分である。実際、施工管理技士は人手不足のため、いい条件の会社に簡単に入社できる。私の友人たちも、いとも簡単に転職している。
そして、3年も嫌な会社に勤続していると、仕事も適当になるから、真面目に働いているうちに辞めるべきだ。私も「1級建築施工管理技士と建築士の資格を取得するまで転職しない!」と、当初は目標を立てたのだが、結局、勉強する気力も失ってしまっていた。
個人的な感想だが、特に今年は、好条件の施工管理技士の求人が多い「最後の年」かなとも思う。同じ施工管理の職種に転職するつもりなら、マジで早めに転職したほうがいい。
施工管理技士の転職は「人材紹介サービス」が必須
しかし、私の場合、3年間も転職しなかったことが、逆にラッキーだったこともある。
3年間、いろんな企業の求人や、求人が出る時期を見てきたからこそ、普段は出てこないような求人で内定をもらうことができたのだ。なかば仕事のストレス解消方法にもなっていた就職活動を、3年も続けた甲斐があったというものだ。
私はやっぱり建設業で働きたいと言う気持ちは捨て切れず、「現場常駐」ではない仕事を探した。現場の仕事は好きなのだが、忙しいときのイライラしている、あの現場の雰囲気が自分に向いてないのかな?と考えたからだ。
そして、複数の転職サイトに登録して、結局、施工管理技士の人材紹介をやっているエージェントサービスを使って転職した。大手転職サイトのほうが団体職員とか人気の求人は出るのだが、いかんせん倍率が高いので内定を得るのは難しい。そのぶん、建設業の人材紹介エージェントは、ある程度、入社志望者が増えると募集が締め切られることがあるようなので内定を貰いやすい。
しかも、面接方法や職務経歴書の書き方も教えてくれるし、自分の希望条件に適した企業だけをフィルタリングしてくれるから転職活動の手間も省ける。毎日が忙しい施工管理技士は、良い企業に自力で転職するのはハードルが高いので、人材紹介サービスを使うのは必須だ。
自分の逃げ口上を述べているだけじゃないの
まあ確かにその可能性もありますが、ブラック上司も居ますから。
私は当時の上司を刑事告訴、民事提訴して会社を辞めたことがあります。その上司もクビになりましたけどね。
転職するなら記事にあるように1年で十分。