建築施工管理をずっとは続けられない
私は今年、人材紹介エージェントを通じて、数社の採用面接を受け、合格と不採用を繰り返した。落ちても練習という意味で、自分の経歴では高倍率で入社できそうにない企業も受けた。反対に内定をもらってもお断りした企業もあった。
こういう練習のおかげで、面接にも慣れ、最近ようやく自分の希望に合った企業に転職することが決まった。最終的には「採用して欲しい!」という私の情熱が人事に伝わったから、採用されたそうだ。
建築の施工管理を4年やってきた私は、施工管理は自分に向いている仕事だと思っていた。しかし、その反面、ずっとは続けられないなとも考えていた。そして設計の道にも興味が出てきた。
しかし、建築士の資格を取得するには、施工管理をしていると激務で勉強できないという気持ちを拭えなかった。きっと自分の勉強方法にも問題はあるのだろうが、設計の分野で働いている人たちの知識のつき方をみていると、実に羨ましかった。今回の転職で、時間にも余裕ができたので、次こそは資格取得に励みたいと考えている。
新卒者が就職活動で「ゼネコンの正体」を見抜く方法
では、どうやって良い企業と悪い企業を見抜くのか?
私の最初に入社したゼネコンは「正体」を見抜きにくい会社だった。新卒の離職率が低かったので、良い会社だと信じてしまったのである。
しかし、実態は違った。私が所属した施工管理職の部署は、半分以上が離職。新卒の離職率が低かったのは他の職種で、施工管理職ではなかった。数字のマジックに騙されてはいけない。
ゼネコンの正体を見破るためにやるべきことは、まず年齢層を見ることだ。働き盛りの年齢層、特に30代前半から40後半の施工管理職が抜けていないか確認したほうがいい。年齢構成を会社説明会の時などに聞いてみよう。
また、インターンシップや職場見学も効果的だ。実際の現場を見られるのはありがたい。そこでも表向きだけ良いところを見せているかもしれないが、長期のインターンで化けの皮は剥がれていく。
そして、最強の方法はOB訪問だろう。OBは嘘をつかない。人事担当者ではなく、先輩だから、むしろ他のいい会社を教えてくれる場合もある。
以上を実践しなかったのが、新卒でゼネコンに就職して失敗した私である。
自分の逃げ口上を述べているだけじゃないの
まあ確かにその可能性もありますが、ブラック上司も居ますから。
私は当時の上司を刑事告訴、民事提訴して会社を辞めたことがあります。その上司もクビになりましたけどね。
転職するなら記事にあるように1年で十分。