産業廃棄物の処分費用の実態
建築現場、特に解体現場とリフォーム現場で仕事をすると、産業廃棄物の処分が必要になります。
法的には産業廃棄物は20種類に分類され、その種類ごとに処理方法が異なりますが、最終的に再資源になるものもあれば、一般社会と遮断して埋め立てられる有害物もあります。
私たちが産廃処理業者に廃棄物を持ち込んだ際、廃棄品目によって処分費が異なるのは、処理方法や保管に掛かる費用の違いが要因というわけです。
産業廃棄物の処分費用の計算方法
木くずや紙類、ビニールなどは処分しやすいので、混載で持ち込んでも処理費用は比較的安いです。
一方、石膏ボード、瓦礫、タイル、陶器となると、単体で持ち込んでもかなりの出費になります。木くずにタイルが混じっている場合は、タイルの引き取り価格に引っ張られるので、処分費を安くしたい場合は、面倒でも分別しなければなりません。
産業廃棄物を処分するに当たっての計算方法は、「引き取り単価×体積」です。つまり、体積が小さくなるように、出来るだけ細かく砕いて持ち込むと安く済みます。特にトイレや洗面台のボールなどの陶器は、そのままではかなり嵩張っているので、砕くのは必須と断言してもいいぐらいです。