独立起業しても仕事は選べない
マイナス面ですが、よく他業種で独立したら仕事を選べるとか聞きますが、少なくとも私は選べていないです。
というのも下請けの場合、間に入ってくれている方の顔があるので断り辛いです。
また、いつ仕事がなくなるかもしれないという不安があるので、どんな仕事でも受けてしまいます。
実際、2011年の震災後、しばらく住宅設備機器関係の仕事はありませんでした。
東北に部品工場を持つメーカーが生産をストップしたからです。
自分の技術で仕事をしているといっても、建設業の仕事はつながりで成り立っている事を実感すると、結局、自分の我は捨てざるを得ません。
公的年金だけでは生活できない
会社勤めなら収入に応じて厚生年金はそこそこあると思いますが、個人事業主なら国民年金だけですし、法人形態でもほとんどの方は給料を少なく設定していると思いますので、厚生年金もそれに合わせ少なくなります。
ですので、個人型確定拠出年金などで積み立てていかないと、将来の生活が不安定になります。
もし独立されるなら、この辺りは税金関係を任せる税理士さんや会計士さんに相談したり、ファイナンシャルプランナーに相談したりするといいかと思います。
転職という選択肢もある
会社勤めが楽しいのであれば収入が安定しているサラリーマン職人もいいかと思いますが、他業種と違って建設業界は独立の参入障壁が低いと思います。
また、独立する勇気がなかったとしても、勤めている会社がブラックな会社であったり、無駄なことばかりしている会社であるならば、今の技術を活かして転職するのもいいかもしれません。
昔と違い、今は転職サイトやマッチングアプリが助けてくれます。
いくら口を酸っぱくして重要な事を説いても下請けがアホだとどうしようもない。