建設現場の四足歩行ロボットへの懸念
ある女性の建築施工管理技士は、「四足歩行ロボットそのものをメンテナンスする機械の技術者に近くにいてもらわないといけないのでは?」と疑問を呈す。
「せっかく人員削減のために四足歩行ロボットを導入しても、どんな天候でも安定して四足歩行ロボットに現場を巡回してもらるためには、結局、機械と建設の技術者が近くに付いていなければいけないのではないでしょうか?最新技術は、私のような凡人が心配するほどではないとも思いますが(笑)」と語る。
また、他の技術者は「四足歩行ロボットの映像だけでは気付けない、建設現場の危険性もある」と警鐘を鳴らす。
「ロボットによって映像的に現場の様子を私たち人間に伝えられても、人間がその場にいることで気付ける危険もたくさんある。」
別の建築施工管理技士も、「建設現場の施工管理については完全なロボット化はやはり出来ないのではないか。施工現場において私たちは巡回する中で、いつもと違う音や匂いなどで職人の施工・段取りミスやトラブルを発見することがある」と語る。
前出の女性の建築施工管理技士も、「あれ?今日ってこんな音、こんな匂いのする作業あったっけ?など、些細なことでミスが発覚したりします。ロボットにはカバー出来ないこともたくさんあると思うので、人間とロボットの上手な分業が大切だと思います」と指摘する。
四足歩行ロボットの導入と若い技術者
費用面を心配する意見もある。
「ロボットを導入するには、ある程度の規模以上の現場に限られるのではないか?」
「導入するにもメンテナンスするにも費用が高いままだと、 大きい現場、大きい企業以外ではロボット導入は全く現実的ではない。」
「広い現場であればCADやBIMと連動して、自分が欲しい時にロボットが写真を撮影してきたりしてくれれば使い勝手は良さそうです。でも、そうなるとますます中小企業には手出しができない価格帯になりそうです。」
……建設業界では今後も驚くような技術開発のニュースが飛び込んでくるだろうが、その中には「実用から程遠い“打ち上げ花火”のような技術」も含まれている。
情報のインパクトに流されず、自分の現場で活用できるかを適宜判断し、積極的に新技術を導入することも今後、若い技術者には求められるのかもしれない。
邪魔でしょ
こんなんが現場を歩きまわっていたらSFの世界だなぁー。
コイツに後ろから狙撃されたりしてwww
某ゼネコンのウェアラブルといい、キャリアアップシステムといい、ロボットの巡回といい、見える化、効率化という建前で、監視の世界に向かってるのでしょうか?不安です。