佐久間氏が耐震改修設計で持論展開
日本建築防災協会の著書『2012年改訂版 木造住宅の耐震診断と補強方法』の制作委員で、設計工房佐久間の顧問でもある佐久間順三氏は、これまで数多くの木造住宅の耐震改修に携わってきた。全国各地で「建築士向けの耐震改修設計」について講演し、持論を展開しながら参加した建築士らを魅了している。
「昭和56年の新耐震基準は目安にすぎず、構造計算だけに頼ってはいけません」「鉄筋コンクリート造の建物を補強する前に、木造住宅の補強をしなければなりません」と佐久間氏は説く。
先日、大地震に見舞われた熊本県でも、建物の耐震改修設計を担う多くの建築士たちにエールを送ったので、その内容をお伝えする。