デザインマンホールと邪道なマンホール
マンホールの蓋は、その多くが鋳鉄製で、重さは40kg程度。蓋表面には、通行車両などのスリップ防止のため、意図的に凹凸のある紋様が施されている。
昔は自治体などのマークと幾何学文様を組み合わせたシンプルなデザインのものが多かったが、近年、アニメなどのキャラクター、名所、景観などを取り入れた「デザインマンホール」も普及している。
デザインマンホールの例としては、北九州市が製作した漫画家の松本零士さんの「銀河鉄道999」のキャラクターをデザインしたマンホール蓋がある。当然だが、実際の製作は、日之出水道機器株式会社などの鉄蓋メーカーが行う。
デザインマンホールには、鋳物に着したものと鋳物にデザインした板を合わせるものがあるが、後者は「邪道である」として、一部のマンホーラーから不興を買っている。
下水道PRツールとしてのマンホールサミット
主催者の下水道広報プラットフォーム(GKP)のHPによれば、最初のマンホールサミットの開催は2015年のようだが、どういうわけかHPに記載がなく、詳細は不明。
2回目以降の開催場所は、東京、神戸、また東京、大和郡山市、川越市、倉敷市ときて、今回の北九州市となる。今年2018年は北九州市下水道100周年の節目の年ということで、サミットが誘致された経緯がある。
では、なぜマンホール蓋でサミットを行うのか。
バイクに乗る際、マンホールの上で曲がろうとすると、滑っちゃって事故に繋がりやすいんですよね。
滑りにくいマンホールが増えるといいな。