丸いトンネルと四角いトンネルの違い
道路技術研究グループトンネルチームは、「丸型トンネルと四角いトンネルでは、どちらが強いか」という問いを子どもたちに投げかけ、ミニ実験を行った。
実験内容は、金属製の筒を差し込んだ、厚紙で作った丸型のトンネルと四角いトンネルの模型の上から砂をかぶせて筒を抜いた場合、砂の重みにトンネルが耐えられるかを見るというもの。
砂遊び感覚で楽しめる実験だったことや、「丸と四角のトンネル、どっちが強い?」という分かりやすい設題を選んだことが、子どもたちのハートをつかんだ。

丸いトンネルと四角いトンネル、どっちが強い?
トンネルのアーチ効果
道路技術研究グループトンネルチームでチームリーダーを務める日下敦上席研究員に、子どもたちに土木技術を分かりやすく説明するために工夫していることを尋ねてみた。
「紙でトンネルを作って補強をする工作では、ガムテープで丸く補強してくれた子には『これはアーチ効果だよ』とか、中に柱を立ててくれた子には『これは中柱だね』と、あえて専門的な説明を加えるようにしている。まずは自分で考えてやってもらい、それに解説を加えると、子どもは理解しやすいと思う」との答えが返ってきた。

トンネル作りと補強に挑戦
すべての展示を紹介することはできなかったが、当日は他にも「土石流を防ぐ方法を知ろう」「水になって旅をしよう」「土木を測ろう(トータルステーション)」「高速走行でカーブを曲がれ!」「たたいて調べて実物でみる橋の病気」「無人で走るトラックを観察しよう」などの実験や体験教室を実施していた。
どれも、実際に見たり、さわったりすることで、土木技術を身近に感じてもらい、親しみを持ってもらえるような、子供から大人まで楽しめるイベントばかりだった。
ぜひ一度は土木のイベントに足を運んでみてはいかがだろうか。きっと土木のことを見直すキッカケになるはずだ。
こういうPR活動が大事ですね。
土木とか建機を好きなのはやっぱ子供ですから、若いうちに土木に興味を持たせるのは良い活動ですね。デミーとマツはPR活動が上手いので別格ですが、こういう団体の活動ももっと大きなムーブメントになればいいよね。土木の人手不足も減って。