若築建設の若手技術者と「飲みニケーション」
——若築建設での若手技術者の確保は?
田北 新卒者採用については、会社の方ではやはり苦労しているようです。大学生などを対象にした現場見学会などを実施しており、私が担当する国の現場では、ここ数年ぐらい見学会を行なっています。
実際の現場を見てもらって、少しでも興味を持ってもらおうということで、これまでに4回ほど行なっていますね。インターンシップの受け入れも行なっています。
大学生からは、「転勤がイヤ」、「ゼネコンに就職するなら、地場の会社さんが良い」という話をよく聞きます。ただ、中には、「全国どこでも良いです」という学生もいます。私の現場には今年入った社員がいるのですが、彼なんかはそのタイプです。
——新人社員とのコミュニケーションはいかがですか?
田北 他の社員に比べると、コミュニケーション回数は少なくなりがちです、最初は仕方ないかなと。慣れてくれば大丈夫だろうと思っています。
本人がイヤがらない範囲で、飲みニケーションなどをとるようにしています(笑)。
——若手の育成に関して、心がけていることは?
田北 「土木工学は経験工学だ」と新人のころに教えていただきました。現場に携わって28年になりますが、今までのいろいろな経験がすべてに生てきていると感じます。同じ内容の仕事でも同じ結果にならない、施工方法も変わりますから。
一緒に現場を行っている若い社員にいつも言っていることは、「まず自分で考えなさい、想像しなさい、それから相談しなさい」ということです。最初からなんでも聞くと、「自分の中に残らないから」です。
もう一つ、発注者でも協力業者の人でも「自分の名前を覚えてもらいなさい、会社を信頼してもらうなら、まず自分を信頼してもらうように」と言っています。恥ずかしくない行動を行うようにと、自分にも言い聞かせています。
——若手にある程度任せることが必要?
田北 若手に多くを任せる方が早く育つと思います。ウチの会社の社員の年齢構成で見ると、40才以上のベテラン世代が多いので、現場を仕切るのもベテランが多く、なかなか若い社員が現場責任者になって現場管理を行っていけるような現場は少ないように思います。
——「任せる」のは大変そうですね。
田北 確かに、人に任せると、私が思っているのと別の方向に行くことがありますからね(笑)。日頃からコミュニケーションをとりながら、うまくいくように努力しています。
良い現場監督の条件は「段取り」
——土木の魅力は?
田北 やはり、「自分がつくったものが目に見える」というところですね。防波堤なら防波堤、橋脚なら橋脚というカタチで、目に見えるものができあがること、それを日々実感できることが、大きな魅力です。
——良い現場監督の条件を一言で言うと?
田北 「段取り」ですね。まあ、土木の仕事に限らないと思いますが。土木の現場では、段取りをちゃんとやっておけば、仕事の80%はもう済んでしまうようなところがあると思います。
作業工程を立てることは、そこにすべての段取りが入っていることなので、事前に準備がちゃんとできていないと、そもそも工程を立てられません。工程が立てられないと、現場が止まってしまいますので。
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本記事とはほとんど関係の無いコメントですが、土木工学が経験工学と思われてる時点で欠陥だらけの工学だと常々感じます。
経験しないと分からない部分が多すぎることも事実ですが、経験しなくても文章や言葉で伝える事ができ、そして理解が出来るような土木技術者でありたいと思いました。
若築、好きです。なぜか好きです。
どのゼネコンに就職するか迷っていましたが、若築建設も選択肢に入れようと思いました。大手よりも面白そうです。
地元建設会社から技術士を取得しスーパーゼネコンへ転職した技術者です。
地元の頃、発注者の協議会で度々一緒になりましたが、職員の教育ができてない会社の印象が強いです。
自分の用事なのに地元だと思って呼びつけてみたり、初対面でも慣れ慣れしく話しかけてきたりしてよく喧嘩になりました。
ゼネコン意識が強い会社です。
特に陸上土木の職員が横着です。
あなたたちを含め、自分を馬鹿にしてくれた人たちのお陰で技術士を取得し、スーパーゼネコンマンになれました。
もし、うちの会社とJVを組むことになったらタップリお礼させていただきます。もちろん、ウチが若築さんのサブになることなんてありませんし、若築さんは6社JVの一番最後の構成員ぐらいのレベルです。
人間どこでどうなるかわかりませんよ。
地元と思って舐めてかからない方が身のためです。
それとよく転職サイトなどで、海洋土木のリーディングカンパニーと謳われてますが、御社ではないですよね。そのうちジャロに訴えられますよ
ちっちゃ。。
大きな会社に行って何ができるかが一番大事なことです・・・
大きな会社の方は会社のちからと 自分の力を混同しているひと多いですから
よほど 嫌な対応されたんですね。