石橋の補修にモルタルは使わず、積み直す
石橋の補修工法には、鋼部材やコンクリートで固定する方法があるが、石橋本来の姿を残すことができないという欠点がある。
しかし、石を積み直すと莫大な費用と時間が必要となってしまうジレンマもある。
下町橋については、すぐに補修することにはならなかった。だが、もし石橋を補修することになった場合、どのように施工すればいいのだろうか。
山尾敏孝名誉教授いわく「モルタルなどを注入することは、石と石をつなぐこと以外に基本的にしない。比較的新しい石橋では、大分県などでコンクリートによる目地埋めなどの実例はある。」
「しかし、できるだけ石には手を加えないことが重要。熊本の場合は、元の状態に戻すことを基本としている」という。
そして、「裏に入れる石も含めて、取り外してから積み直す。構造体としての石橋を守っていかなければならない」と、石橋の基本構造を保持することで、文化遺産としての価値を残していくべきだと説く。
石橋の点検・補修については、まだ課題が多い。
権力を振りかざす世間知らずの勘違い野郎どもは本当に消えていただきたいです。