命を落としかねない急傾斜地での工事
建設現場に危険はつきものだが、その中でも特に危険な現場が「急傾斜地崩壊対策工事」だ。
急傾斜地崩壊対策工事とは、傾斜度が30°以上である急傾斜地の崩壊を防止するための工事。最近は、地震や豪雨といった災害の影響で増えている。
この急傾斜地崩壊対策工事が、ベテラン技術者でも頭を悩ませるほど施工が難しい。
その理由は「機械の進入路がない」「ダンプが入らない」などさまざまだが、最も大きな要因はトラフィカビリティの確保が非常に難しいことだ。
トラフィカビリティとは、主にコーン貫入試験から求められるコーン指数を表すもので、建設機械が走行できる基準値を示している。
災害などで大規模にずれた山などでは、元々トラフィカビリティがないような場所がほとんどなので、建機の走行が極めて困難だ。
トラフィカビリティが確保できない急傾斜地で、どうやって建機を走らせて施工しているのか?
命を懸けて街の安全を守るオペたちのワザをお伝えしたい。
わかる気がする。?