消費増税が近づくにつれ、空気が変化してきた
ところが、消費税率が10%となる10月1日が近づくにつれ、現場の空気が少し変化してきた。価格の比較を行ったり、相見積もりを取る人が一人、二人と出てきたのだ(もっとも、それが普通なのだが)。
工事現場で資材を購入する際には、まとまった量を注文することがよくある。すると、単価は高くなくとも合計金額はそれなりのものとなる。
単価が10円安くなるだけで、合計金額がウン十万とかウン百万安くなることも少なくない。たかが10円、されど10円である。
消費税率が上がるということは、資材購入費やリース費の上昇を意味する。ということは、現場の経費が大きくなり、利益はもちろん低くなっていく。消費増税をきっかけに、そのことを意識する人がほんの少しだが増えてきたのだ。
単価協議が加速しそうな空気に・・・
また、消費税率アップがきっかけとなり、単価協議が進みそうな空気となってきた。会社を巻き込み、積算を依頼していた。
同時に、いつ・どのタイミングで協議の場を設けるか、を会社と話し合っている(今でしょ!と突っ込みたくなるのは私だけだろうか・・・)。
ようやく重い腰を上げたか、と思わず考えてしまうところだが、大きな一歩でもある。単価が決まれば工事費も見える化することができる。ということは、「出来高もいくらまで上がったか」がわかるようになる。出来高検査にも上げることができる。ようやく、会社にお金が入ってくるようになるのだ。
「もっと早くやってくれよ」という声が聞こえてきそうだが、今やらずしてはいつまでもやらない。今が一番早いタイミングである。
そりゃーそうだろうなぁー
だってゼネコンは予算足らなきゃ下請締め付けりゃいいだけだもん