ゼネコン職員よりも早く1級土木施工管理技士に!
このCADオペさんが現場に来て何年か過ぎたころ、現場所長がCADオペさんに土木施工管理技士の受験を勧めた。
CADオペさんは遠慮していたが、現場での業務経験年数が所定の年数に達していることを確認の上、モノは試しということで受験を申し込んだようである。本人は合格するとは思っていなかったようだったが、学科試験は合格。その後の実地試験も合格を果たし、1級土木施工管理技士となった。
一方、同時期に配属されてきたゼネコン職員は不合格となった。それも何回か連続で不合格となったとのこと。少し意外だったが、その職員はいつも無責任なことばかりしていたので、当然といえば当然だった。
CADオペさんは、図面書きをしながらも進捗管理の資料をまとめたり出来高測定に必要な図面をまとめたり、あるいは資料を基に出来高計測に必要な情報を現場の職員に伝達したりアドバイスをするようになっていた。知らず知らずのうちに、施工管理に必要な知識やスキルが身についていたのである。
施工管理技士は、先々の工程を見据えながら必要な資料をまとめたり情報を整理し、計画を立てて職長や作業員に伝え、所定の品質が確保されていることを確認しつつ進捗を見ることが仕事である。
しかし、一部では工程管理や品質管理を怠り、職長と化しているゼネコン職員がいる。計画を立てるわけでもなく、工程管理をするでもなく、ただ上から指示をされるのを待ち、指示が来たら職長や作業員に伝えるだけ。
一方で、今回紹介したCADオペレーターのように責任をもって仕事に取り組み、研鑽を積む方もいる。私はこういう方をいつも尊敬し、見習っている。
施工は現場で行ってます、一言で管理
現場は生き物、日々の天候や人員の増減
施工時に起こる、数々の問題などは各責任者が直接確認をして変更や段取りの変更を行った方がスムーズに進む事が多々あり、役割にこだわり効率的にしか物事を考えない管理では必ず現場とのズレや日々変わり行く現場の現状を把握できません、施工管理資格を取得する以前の事と思います、施工の神様?施工は現場に携わる全ての人がマルチに繋がり、日々の各責任者や現場サイドの念入りな打ち合わせや、作業に携わる全ての人が一致団結で行う!現場事務所に居て指示?百聞は一見にしかず。
CADオペさんの仕事の詳細は分かりませんが、普通に考えて、資格の必須経験とは違うのではないでしょうか。
経歴詐称なのでは??
正直、>>1の言っていることは、一部の現場での話であって、一概には言えないですよ。
一土施を受検するのに必要な実務経験だけなら、多種多様な現場がありますので。
それと、資格を得ることと、しっかり現場を回すことができる能力は別物です。
資格を持っていても、仕事をしない、仕事ができない人もいますので。
二土施の資格しか持っていなくとも、年間数億円の工事をしっかりやりきる監理技術者もいれば、一土施を持っていても 、一人じゃ何もできない技術者もいます。
2土施は監理技術者じゃないっすよ。
1級土木施工管理技士の受験資格の中で、「指導監督的実務経験」が1年以上必要となっています。
試験機関の説明によると、「指導監督的実務経験」とは下記のとおりです。
----------
「実務経験」の中でも特に、現場代理人、主任技術者、施工監督、工事主任等の立場で、部下等に対して工事の技術面を総合的に指導・監督した経験をいいます。
----------
ということで、一般的なCADオペの方が経験するのはかなり困難な内容になっています。
単にCADの図描きにとどまらず、元請の一員として相当程度施工管理に入り込んで、一緒になって管理を行った実績が要求されます。
今回の例では、現場所長が推薦するくらいですから、よっぽど一生懸命携わったんでしょうね。頭の下がる思いです。