まちづくりに主体的に関わりたい
大石(施工の神様ライター)
畑田さん
ただ、「神戸市役所に行きたい」という思いがありました。明石海峡大橋だけでなく、東灘区にあるスラッジセンターにも施設見学に行きました。環境にも興味があったので、神戸市役所の土木職を受けようと決めました。ほぼ、神戸市役所一本でしたね。ずっと田舎暮らしだったので、「まちで働きたい」という思いがありましたね。
上野さん
卒業後は東海地区のインフラ会社に入社し3年間勤務しました。地元で就職された方がほとんどで、地元のために強い使命感を持って働いている姿を見て、「私も(大学時代過ごした)神戸のために仕事がしたい」と考えるようになりました。ちょうど結婚するタイミングだったということもあり、入社3年目の時に神戸市役所に大卒枠で転職することを決めました。
矢持さん
大学院の試験も受けたのですが、「政令市でまちづくりに主体的に関わりたい」と思いもあったので、神戸市役所に入りました。できるだけ長く働きたいという考えもあって、公務員にしました。
もともと民間会社への就職を考えていて、大学院に進もうかなと考えていたのですが、大学院に行ったとしても、希望する会社に入れるとは限らないし、大卒でそのまま就職してしまおうと思いました。
企業誘致課は「ザ・株式会社神戸市役所」
大石(施工の神様ライター)
畑田さん
上野さん
現在は、都市局新都市事業部企業誘致課で、神戸市が造成した工業団地などへの企業誘致を担当しています。「今年度は何ヘクタール売る」という明確な目標があって、「ザ・株式会社神戸市役所」という感じの部署です。
矢持さん
今いる東部建設事務所は2つ目の職場で、道路のバリアフリー工事や電線共同溝工事のほか、電話対応などを担当しています。
大石(施工の神様ライター)
畑田さん
本庁は、プランニングをする仕事が多かったのですが、区役所は実際にどうするかという仕事で、地元のまちづくり協議会などに入って、地域の声を聞きながら、まちのルールを考えたりしました。「市役所の仕事やな」と感じることができたからです。
上野さん
住民説明に行ったときに、最初は「触ってくれるな」と言われたのですが、整備後は「怒ってゴメンな、ありがとう」と言ってもらいました(笑)。住民の方から「ありがとう」と言ってもらったのが初めてだったので、印象に残っています。
矢持さん