神戸に世界最長の連続斜張橋ができる!?
大阪湾岸道路西伸部(六甲アイランド〜駒栄、延長14.5km)の建設が進んでいる。
西伸部は、慢性的な渋滞が続く神戸線のバイパス道路で、渋滞緩和のほか、災害発生時の代替路確保などの事業効果が見込まれている。計画は40年以上前からあったが、1995年に発生した兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)の影響、巨額な建設費などがネックとなり、事業化が遅れていた。
2019年12月には、ルート上にある2つの橋梁形式について、それぞれ連続斜張橋(六甲アイランド〜ポートアイランド)、1本主塔斜張橋(ポートアイランド〜和田岬)を選定。完成すれば、2橋梁は、いずれも世界最大規模となる。ここに来て、ようやく西伸部の全体像が明確になったわけだ。
西伸部とはどのような事業なのか。完成によって、なにが変わるのか。世界最大規模の斜張橋建設にはどのような意義があるのか。取材してきた。