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首都圏の大動脈をまもる、首都高技術の麗しきドボジョたち

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公開日:2020.03.03 / 最終更新日:2022.08.16
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大きなモノを扱う土木はカッコ良い

大石(施工の神様ライター)

現在の担当業務は?

白石さん

私は入社4年目になります。今の部署に配属されて、既設構造物の補修設計などのコンサルティング業務に携わっています。補修設計や詳細設計のほか、親会社である首都高速道路株式会社のBCPの資料づくりなども担当しています。

白石 有佳さん

津田さん

私は入社3年目で、入社以来、工事計画部に所属しています。今の部署では、首都高速道路の発注者支援業務として、積算や資料作成などを担当しています。今年度から新たに積算以外の業務も手掛けているところです。

津田 ひかるさん

川村さん

私は入社2年目です。入社した年の7月にインフラドクター部が発足し、以来ここに所属しています。インフラドクター部は、点群データを使って構造物の点検を行う部署で、私は技術開発や外販などの業務を担当しています。

川村 日成さん

大石(施工の神様ライター)

土木に興味を持ったきっかけは?

白石さん

私は千葉の出身なのですが、実家の近くに高専がありました。漠然とですが、「大きなものをつくりたいな」ということで、高専の環境都市工学科に進学しました。研究室は土質系でした。高専の敷地内には、先輩が卒業制作でつくった10数mほどの橋梁があって、これを見たときに「私も橋をつくりたい」と思いました。

津田さん

私の出身は福島です。高校1年生のときに東日本大震災で被災したのをきっかけに、防災に興味を持ち、地元の大学で土木を学びました。

最初はハザードマップの勉強がしたいと考えていたのですが、大学で学んでいるうちに、道路などのインフラを守ることに興味が移りました。研究室はコンクリート工学研究室でした。

川村さん

私は高知の出身です。曽祖父が建築家で、学校の校舎などをつくっていたという話を子どもの頃から聞いていました。それで最初は建築をやろうと思って、地元の大学に進学しました。

その大学では、1〜2年生は建築と土木両方の勉強をすることになっていました。土木を学ぶうちに、土木のほうが大きいモノを扱っているので、「カッコ良いな」と思うようになりました。耐震の研究室でしたが、私は避難シミュレーションの研究をしていました。

インフラを守る仕事は私に合っている

大石(施工の神様ライター)

首都高速技術に入社した理由は?

白石さん

私の一つ上の先輩に首都高技術に入社した方がいて、「スゴく働きやすい会社だよ」というお話を聞いたのがきっかけです。

先ほど卒業制作の橋梁の話をしましたが、当時この橋梁は古くなっていて、渡ることができませんでした。それが「もったいないな」という気持ちがあって、点検や補修を通して橋を守ることの必要性を感じていました。

公務員やコンサルにも興味はあったのですが、公務員は発注者なので、自分で直接インフラを治したり守ったりするわけではないし、またコンサルは補修には関わってはいますが、基本的に設計業務が主で、やはり直接治したり守ったりするわけではない。

そんな時、先輩の話もあって、首都高速道路を守る仕事はどういうものなのだろうという興味が湧き、首都高技術に入社しました。

津田さん

大学の研究室の先生がたまたま首都高速道路株式会社のOBだったので、首都高技術についていろいろ話を聞く機会があり、また首都高技術に入社した先輩も何人かいて、私にとって身近な会社でした。

もともと「災害のときに役立つ人間になりたい」という思いがあったので、インフラを守る首都高技術の仕事は私に合っているなと思ったので、入社することにしました。ずっと福島にいたので、「東京に行きたい」という思いもありました(笑)。

川村さん

土木の中でもとくに橋梁に興味がありました。新たな橋をつくるより、今ある橋を守ることに関心がありました。それと、ずっと高知だったので、「都会に出て働きたい」という思いもありました。就活中に、それらを実現できる首都高技術を見つけました。

説明会やインターンなどを通じて調べていくうちに、橋梁の点検などのほか、インフラドクターなどの研究開発にも興味がわき、入社を決めました。


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この記事を書いた人

四国の犬
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基本的には従順ですが、たまに噛みつきます。
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