品質管理への興味からNIPPOに入社
――NIPPOを選んだ理由はなんですか?
中川さん 土木関係の仕事に就きたい思っていて、その中でも材料などの品質管理の仕事に興味があったからです。施工管理は、自分がやるイメージができなかったので、興味が向かなかったです。
インターンは、水道局、コンサルに行きました。ゼネコンは仕事のイメージがついていたので、行かなかったです。コンサルは、室内で仕事するので、私の性には合わないと思いました。
――NIPPOではどのようなお仕事を?
中川さん 私は、勤務地が限定されるエリア総合職として入社したので、東海4県が勤務地になります。出身は名古屋なのですが、地元からあまり離れたくなかったので、エリア総合職にしました。今でも毎月1回ぐらい実家に帰っています。
1年目は試験所勤務で、愛知県内の民間のテストコースで、アスファルトの配合や品質管理などを担当しました。2年目は、舗装の材料をつくるプラントに異動し、やはり品質管理の仕事をしていました。3年目はテストコースに関する品質管理を担当しました。4年目から今の現場に入っていて、施工管理をしています。

コンクリート舗装の平坦性などの仕上がりを確認する中川さん
――品質管理の仕事は楽しかったですか。
中川さん 楽しかったです。実際にやってみると、奥が深いので、もっと知りたいと思いながら、仕事していました。例えば、現場で使う合材は、石、砂、アスファルトはどういう配合が良いとかそういうことをやっていました。合材で不具合が発生した場合に、なにが原因でそうなったのかについて主に担当していました。結論には至らずに異動になってしまったのですが、ある程度、発生原因の絞り込みができたのは成果かなと思っています。
延長16kmのコンクリ舗装の施工管理を担当
――今の現場では何を担当されている?
中川さん コンクリートの舗装です。私が担当する区間は、延長は16kmほどあります。面積にして1万4000m2ぐらいですね。
――初めての現場で戸惑ったことはありましたか?
中川さん 現場では、けっこう自由に動けるので、最初は戸惑いました。作業員さんにどう指示を出して良いかもわからなかったので、言い返されたりして、やりとりがうまく行かないことも良くありました。
例えば、現場を片付けるときに、私が「風に飛ばないように重りを置いて、ネットをかけて、シートもかけてほしい」と言ったら、「そんなことをしなくても、これで大丈夫」と言い返されました。作業員さんに対して、どう指示を出して良いかわからないこともありました。そんなときは、先輩などに電話で教えてもらったりしながら、現場を回していました。
――思い出に残る仕事は?
中川さん 最初に配属されたテストコースです。完成まで見届けられたので、達成感を感じました。多くの人と協力をして作り上げていったのも、経験として大きかったです。現場では、やはりモノができあがったのを見るのが、一番嬉しいです。
初めての施工管理はプレッシャーですよね。
職人さんは新人施工管理をよく見ています。口数は少ない方が多い印象ですが、一生懸命やっている姿を見てくれているとフォローしてくれたり。
若さが武器になることを今更ながら思い出します。