「同じ舗装は二度とできない」のが舗装の魅力
――大変だったことは?
中川さん ある道と同じ道をつくってほしいという仕事があったのですが、他の道とまったく同じ道をつくるのは、難しかったです。
――仕事で泣いたことは?
中川さん あります(笑)。私の段取りが悪くて、作業員さんに帰られちゃったときには、悔しくて泣きました。
――舗装の仕事の魅力はなんでしょうか。
中川さん 舗装がちゃんと仕上がることによって、道路や橋など全体がキレイに仕上がるところですね。私は「舗装って生きている」と思っているんです。温度、材料、機械、施工方法などの違いによって、舗装はまったく違ってきます。同じ方法で施工しても、二度と同じ舗装はできないんです。そういうところに魅力を感じています。
――暑さ寒さはどうですか?
中川さん やっぱり体にはこたえますが、周りが頑張っているのを見ると、「負けられないな」という気持ちが生まれて、乗り越えることができました。学生時代は陸上部に所属し、長距離をやっていました。普通の女の子よりは体力があったので、それもあったのかなと思っています。
――休みの日は何をして過ごしていますか?
中川さん 寝てることが多いです(笑)。でかけるときは、お花を見に行くことが多いですかね。
初めての施工管理はプレッシャーですよね。
職人さんは新人施工管理をよく見ています。口数は少ない方が多い印象ですが、一生懸命やっている姿を見てくれているとフォローしてくれたり。
若さが武器になることを今更ながら思い出します。