【髙松建設】「古来の技術と新たな発想を融合する」世界最古の企業”金剛組”再生でベスト・プロデュース賞を受賞
サービス単体ではなく、バンドル化する
――人材育成については。
石井敏康氏 ITツールを使い、施工を含めた業務の効率化を進めています。仕事の難易度に沿って割り振りすることのほか、現時点では拠点ごとに仕事を割り振りしていますが、拠点間でも仕事の質、レベル感に応じて、社員や協力会社の人材を融通しながら、効率的に人員を回していく戦略を考えています。
また、技能に詳しい協力会社と社内の若手を一緒に仕事をさせ、学ばせています。協力会社との信頼関係をベースにしつつ、社内で人材を育成することで人材を確保していくことを考えています。
また、逆な発想、むしろ破壊的創造になってしまうかもしれませんが、習得に時間がかかる、極端に言えば技術力がなくても、安全な施工が可能な仕組みを、メーカーと協議していきたいと考えています。これまでのずいぶんと改善されてきてはいますが、ガス機器の施工や接続は、まだまだ生活者目線では分かりにくい部分がありますから、東京ガスグループ全体で安全な簡易施工の技術を開拓していきます。
――これからの展開は。
石井敏康氏 お客さまの一連のニーズに対して、設備・サービス・エネルギーを単体で提供するのではなく、複数組み合わせて提供するバンドル化をポイントに挙げています。
例えば、先ほども申し上げたような、災害に強くかつレジリエンスの高い住宅や非常時でも電気の供給が最低限できる住宅、あるいは在宅勤務のためのビジネスコーナーを伴う住宅など、さまざまなニーズも生まれています。
東京ガスグループには「自前主義」な側面がありましたが、これからは住宅周りの企業、とくに革新的なアイディアを保有するスタートアップ企業ともパートナーシップを築き、高い満足感を得られる、設備・サービス・エネルギーを組みわせた住まい・生活の価値向上を提供していければと考えています。
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いくら口を酸っぱくして重要な事を説いても下請けがアホだとどうしようもない。