最初の1年間で仕事のほか、社会人マナーを学ぶ
――入社後はどのような仕事を?
鈴木さん 入社以来、基本的には点検チームにいます。現場に出て橋の損傷具合を確認し、調書にまとめ報告するのが主な仕事になります。
――仕事に慣れるまで大変ではなかったですか。
鈴木さん 最初の1年間は、仕事を覚えていくことはもちろん、社会人としてのマナーも学びながらだったので、それなりに自分への負荷はかかりました。目上の方への言葉遣いとか、相手の話を聞くとか、大事なことをいろいろ教わりました。
疑問点をためこんで、対応に時間がスゴくかかった
――これまでで印象の残る仕事は?
鈴木さん 昨年担当した首都高湾岸線に架かる日本有数の斜張橋の鶴見つばさ橋の概略点検の仕事です。主塔やケタの内部、路面など全部一回見て回る点検です。この主担当として、安全管理、工程管理、成果作成まですべて任されました。
主担当自体初めてでしたし、お客様との打ち合わせとか、過年度の調書から情報を吸い出すとか、ふだんはやらないようなこともやったので、トータルで言えば、この仕事が一番印象に残っています。
――失敗したことは?
鈴木さん 同じ現場になってしまいますが、概略点検で主担当を任されたときに、疑問点などをためこんでしまい、それらを一つひとつ処理していくため、対応にスゴく時間がかかってしまったことです。その分、原価が余計にかかってしまいました。
会社の方からは「初めてだから仕方ないよね」というフォローをしていただいたのですが、自分的には「これはちょっとな」という感じになりました。原価管理もできてこそ、一人前だと思っていたので。