名古屋生まれのペルー人ドボジョ
仲松ジャニスさんというドボジョがいる。日本人の祖父を持つ日系三世だ。名古屋で生まれ育ったが、幼い頃から「いつかペルーに帰りたい」という思いを抱えながら、日本での生活を送ってきた。
そんなジャニスさんが選んだ仕事は土木技術者。大学で土木を学んだ後、大手PC橋梁メーカーに就職した。ところが、「いろいろあって」その会社を1年で退職。新たな就職先として選んだのは、地場の鋼橋メンテナンス会社、ヤマダインフラテクノス株式会社(本社:愛知県東海市)だった。
3年ほど現場監督として様々な現場を転々とした後、その能力を見込まれ、単身東京に赴任する。以来、首都高速道路の補修工事の現場監督として、多忙な日々を送っている。
彼女はなぜ、土木の仕事を選んだのか。彼女にとって、鋼橋メンテナンスの仕事とはどういう意味を持つのか。話を聞いてきた。